好きかも、先生!


「まぁ、あがってよ。」

一○五…

「えっとぉ……」

私は思わず、目を丸くした。


「ん? どーかした?」

「…い、意外と部屋きれいですねっ」

「おいおい、褒めてんのかよ~」

「ほ、褒めてます…!」


だって、男の人って意外と…

部屋きれいなんだなぁ、って。

「俺、先生だから当たり前に部屋きれいだし~」

「先生、だからですかぁ…」

「いや、すまん。俺、きれい好きなだけ。」

「へえ…カッコイイですね!」

私がニッコリ笑うと、先生がちょっと照れた…?




「何にする?」

先生が冷蔵庫からオレンジジュースと牛乳を出す。

「えと…オレン…」

「やっぱ、子供は牛乳飲んで背ぇ伸ばさないとな!」

「えといや…オレン…」

「この牛乳うまいんだよ!…風呂上りの友!」

「…あぁ、はい…」


この人、自己中だけど、

でも先生にはなかなかいない感じ! 笑


大好きだよ…切ないよ…

先生っ…


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