勇気をひとつまみ
始まりは何となくだった…
あれは中学1年生の春だった。
他の小学校から来た子が
たくさんいた入学式。
私の胸はドキドキでいっぱいだった。
でも、同じ小学校だった子が何人か
同じクラスだったから少し心強かった。
さっきまで6年生でいばってたのに
今になればまた1年生だ…
私のクラスは入学式当初から
うるさかった。特に男子が
でも、良い意味で言えば
元気があるクラスだ。
そして、チャイムが鳴り
皆が席に着いた。
今頃だったが隣の席の人は、
他の小学校の見知らぬ男子で
さっきまで
めっちゃうるさかった人だ。
その人は、私を見るなり
『何て名前?あと、何小出身?』
と聞いてこられた。
私は急に話しかけられてビビったけど
『あっ、東堂 花凛です。梅園小出身です。』
落ち着いて答えれた。
隣の席の子は優しそうな
顔立ちで正直タイプな感じだった。
私は、思わずその子を
見つめてしまっていた。
すると、その子が
『あっ、俺は勘島 涼です。志島原小出身です。どうも。』
私が見つめすぎていたせいか
勘島くんの頬が赤らんでいた。
でも、確実に私の頬の方が
赤らんでいる気がした…
他の小学校から来た子が
たくさんいた入学式。
私の胸はドキドキでいっぱいだった。
でも、同じ小学校だった子が何人か
同じクラスだったから少し心強かった。
さっきまで6年生でいばってたのに
今になればまた1年生だ…
私のクラスは入学式当初から
うるさかった。特に男子が
でも、良い意味で言えば
元気があるクラスだ。
そして、チャイムが鳴り
皆が席に着いた。
今頃だったが隣の席の人は、
他の小学校の見知らぬ男子で
さっきまで
めっちゃうるさかった人だ。
その人は、私を見るなり
『何て名前?あと、何小出身?』
と聞いてこられた。
私は急に話しかけられてビビったけど
『あっ、東堂 花凛です。梅園小出身です。』
落ち着いて答えれた。
隣の席の子は優しそうな
顔立ちで正直タイプな感じだった。
私は、思わずその子を
見つめてしまっていた。
すると、その子が
『あっ、俺は勘島 涼です。志島原小出身です。どうも。』
私が見つめすぎていたせいか
勘島くんの頬が赤らんでいた。
でも、確実に私の頬の方が
赤らんでいる気がした…
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