春風にのせて伝えたい...
その言葉を聞いてヨンシは
ハッとしたように冷たい仮面をかぶった

キルシュ:そうですか?
なんだか嬉しいです♪

彼女はふわりと微笑んだ
その笑顔に凍りついていたはずの
彼の心がドクンと脈を打った…
ヨンシは自分の胸の高鳴りに戸惑いを感じ
思わず表情を歪ませた
その様子をグラセが見ていたとは知らずに

ネージュ:あ!会場に着いた!
会場でも一緒にいようね!ね!

キルシュ:あ.......うん....いいよ

彼女は少し迷ったようにしながら答えた

キルシュ:少しの間かもしれないけど…
あ....ヨンシさんの元にはいかないの?

グラセ:ヨンシもいればいいんだ....

ネージュ:そうだよ!一緒にいようよ!

ヨンシ: ....ハァ....少しだけな…

少しため息混じりにつぶやくと
双子は嬉しそうに笑った
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