春風にのせて伝えたい...
ヨンシ: ....またパーティーか...面倒だ....
なぜそんなに集まりたがる....
騒がしいだけだろ....
正装の服に着替えながら執事に呟いた
ヴァール:ですがヨンシ様....
ノイヤール財閥にとってこの集まりは
商談をする大切な機会なのです....
ヨンシ: ハァ....そんなことはわかっている
だが....俺が行く必要性はないだろう....
父上の話だ....
ヴァール:ヨンシ様はノイヤール財閥の跡継ぎでいらっしゃいますから....
旦那様もそうはいかないのでしょう....
ご理解をお願いいたします....
ヨンシ:あぁ....わかったよ....
今回はどことのパーティーだ....
ヴァール:春の世界....エアルとです
ヨンシ:エアルだと....
春の世界の奴らが来るのか....
ヴァール:えぇ....なんでも
美しい娘がいらっしゃると聞いたことがあります
ヨンシ: ....見合いには興味はない....
娘の話が出ると表情を歪め
扉に手をかけた
ヴァール:ですが....ヨンシ様....
ヨンシ:この話は終わりだ....
彼はそのまま部屋を出ていった