【短編】オレの契約オンナ

幼なじみ

「南！！おはよ～」

私は私立高校に通う永井南（ながいみなみ）です。
さっき私に声をかけたのは、親友の永岡ユンノ。
何でも相談に乗ってくれるの。

「おはよ～ユンノ」

「南～！！おはよ！！」
私は誰かに後ろから抱きつかれた。
振り向くと親友の小町華乃（こまちかの）だった。
「華乃！！おはよ～」

私が二人と話して校舎に入ろうと歩いた。
その時後輩の菅野夜華（かんのよるか）ちゃんが話しかけてきた。
「南センパイ！！」
夜華ちゃんは私にこう言った。
「どうやったら南センパイみたいにかわいくなれますか？」
「え？」

私はどう答えて良いか分からなくて困った。
「何でか教えたろか～？」
話に割り込みをしてきのは同じクラスの生野隆（いくのりゅう）だった。
「それはな～いつも綺麗に顔の手入れをしとるからやで？」
隆は夜華ちゃんに言った。

「それにお前らブスとはちゃうねん」
隆は卑劣な言葉を一言吐いて校舎に入った。

それを見ていたユンノと華乃は
「隆、ご機嫌ななめやな～」
「うんうん！！」

私は夜華ちゃんに誤った。
夜華ちゃんは少し笑ってこう言った。
「生野センパイの言う通りです。
変な事を聞いてごめんなさい！！」
夜華ちゃんは走って校舎に入った。