【短編】オレの契約オンナ

私と玲君は職員室までノートを運んだ。
なんか玲君のほうがノートの量が多い気がする・・・。

「失礼します」
「おー南・・・と玲か」
そこに置いとけと先生が指名をした。

私がノートを置くとヒラヒラと紙が落ちてきた。
それは転入生の資料だった。
（ヤベ）と私はさっさと資料を元の場所に戻そうとした。
私は気になって名前を見た。
岡本拓真（おかもとたくま）。
どっかで聞いた名前だな・・・。

私は軽く考えただけだった。
だって急がないと授業が始まるから。


２時間目は国語だった。
国語の先生の話長いんだよな～。
私は窓の外を見て思った。

にしても・・・・・。
岡本拓真・・・・。
誰だっけな～？
名前に見覚えが・・・・。

「永井！！」
「はい！！」
私はぼ～としていて急に呼ばれたのでびっくりして立ち上がった。
「何立ってんだ～？」
「へ？」
私は目が真っ白になった。

「窓を開けてくれと頼んだんだが・・・」
そうなの？
恥ずかしいな・・・・・。

「はい・・・」
私は急いで窓を開けた。