無常の日々はすみれ色に輝く
カーテンの隙間から見える空は真っ青だった。
「雨、降らないかな…。」
曇天ではない。
台風。
6月に来るわけないか。
ベッドの中でうなだれる。
泥の様に床から這い出す。
「すみれ、起きてる?朝御飯出来てるわよ。」
母親の呼ぶ声でまたテンションが下がる。
のそのそと階段を降りてリビングへ。
席に着き薄目を開け朝食を食べる。
「はやく食べないと遅刻するわよ。」
母は、忙しく朝の家事をこなしている。
「…んん。」
声になるかならないか微妙な返事をする。
食べ終わり制服に着替える。
毎日のローテーション。
7時50分。
ギリギリ8時30分の登校時間には間に合う。
中学の入学式から3ヶ月。
未だ慣れない中学の雰囲気。正直しんどい。
決まったスケジュールをこなしていく。私にとって学生生活は仕事だ。
“普通の子は、皆している”
こう言われると正直辛い。あの頃には二度と戻りたくない。
“ただのズル休みでしょ?”
不登校。
「雨、降らないかな…。」
曇天ではない。
台風。
6月に来るわけないか。
ベッドの中でうなだれる。
泥の様に床から這い出す。
「すみれ、起きてる?朝御飯出来てるわよ。」
母親の呼ぶ声でまたテンションが下がる。
のそのそと階段を降りてリビングへ。
席に着き薄目を開け朝食を食べる。
「はやく食べないと遅刻するわよ。」
母は、忙しく朝の家事をこなしている。
「…んん。」
声になるかならないか微妙な返事をする。
食べ終わり制服に着替える。
毎日のローテーション。
7時50分。
ギリギリ8時30分の登校時間には間に合う。
中学の入学式から3ヶ月。
未だ慣れない中学の雰囲気。正直しんどい。
決まったスケジュールをこなしていく。私にとって学生生活は仕事だ。
“普通の子は、皆している”
こう言われると正直辛い。あの頃には二度と戻りたくない。
“ただのズル休みでしょ?”
不登校。