無常の日々はすみれ色に輝く
教室に着き席につく。

私に話しかけてくる人はこの教室にはいない。

友達づくりの波に乗り遅れた。

それもそうだ、友達の作り方の基礎を学ぶ小学校に行っていない。

中学の勉強は、よい滑り出しだった。学校指定の参考書さえ予習復習すれば初めての中間テストも無事乗りきれた。

数学で98点がとれた。

でも友達づくりの参考書なんてない。

仕方なく突っ伏する。

寝たふり。

面白くない。

やっと朝礼。

また一日の仕事が始まる。

ノルマ達成へ。
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