Snow-White
―由樹side
身体が勝手に動いた。
「忘れなくていい…優斗さんのこと、思っててもいい…」
真白ちゃんを抱き締めながら震える声を抑えて言った。
「それでも、俺は真白ちゃんが好きだ…それでいい…だから…側にいてほしい…」
「けど…っ!」
「不本意だけどさ…優斗さんを想ってる真白ちゃんを好きになったんだから…好きだ…俺の側にいろよ…傷付かない…傷付いたって大丈夫だよ。そんな弱くない。」
お願いだから、伝わって―…