Snow-White




「私は…」




みんなが葵ちゃをを見る。




「私は…」




なかなか言わない葵ちゃんの代わりに朔斗くんが言った。




「いつも愛してるから心配になるわけないじゃん?」




その言葉に真っ赤になる葵ちゃん。




ああ…と納得するみんな。




愛してるからって…




電話とかよくするのかな。




そんなことを思っていると…




「真白は分からなくていいぞ。」




と、お兄ちゃん。





「寧ろ分かったらお兄ちゃん泣くぞ?」




そう言ってお兄ちゃんは由樹を見た。




分からなくていい…?




何を…?





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