Snow-White



俺は海に駆けていった。




「真白ちゃん!!」




そういって真白ちゃんの腕を掴んだ。




「由樹くん…!?何でここに…!」




「真白ちゃんこそ何でこんなところにいるんだよ。」




そう言うと、真白ちゃんは俺から目線をずらした。




「ゆ、由樹くんには関係ない!離して!」




離してって…




「離したらどこに行くんだよ!」




「優斗のところよ!!」




その言葉に、俺だけでなく、真白ちゃんもハッとした。




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