奇跡の歌姫【上】



…それにしても、止まらない。



どうしたんだ、私の涙腺。



すっと、sayakaの手が伸びてきて、私の眼鏡を外した。



「まなも、やっと向かい合えたのね。」



そう言って、目元の涙を拭ってくれた。



そんな言葉を聞いて、余計に涙が流れたのは言うまでもない。


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