奇跡の歌姫【上】




「麗華さん、もっと歌っててもいいですか?」


「もちろん、好きなだけ。貴方の歌を独り占め出来るなんて、そんな贅沢なことって無いのよ?」



お言葉に甘えて、歌い続けた。


意識がなくなるまで、ずっと。


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