奇跡の歌姫【上】
「愛歌!良かった…もう、心配したんだからね!」
車から降りた瞬間、咲ちゃんにおこられた。
「ごめんなさい、周りが見えてなかったの…。本当にごめんなさい…。」
「ここまで帰さなかった私も悪いのよ、愛歌だけを責めないであげて?
…愛歌、またいつでも来てちょうだい?礼央も気に入ったみたいだし。」
「まなちゃん、またね!」
「麗華さん、本当にすいませんでした。それと、本当にありがとうございました!礼央くんも、また一緒に遊ぼうね?」