奇跡の歌姫【上】



「うぇ!?」


「ほら、気にせず行くぞ!海!」



輝に腕を思いっきり引かれて、テントの外へ走って行く。


目の前に青が広がってきて、そのまま突っ込んだ。



「冷た!」



水温は思ったより冷たくて、でも気持ちいい。



「…輝、さっきの、ありがとう。嬉しかった!」



お世辞でも、褒められたら少し嬉しい。


輝みたいに表裏無さそうな人なら余計。


それに、好きな人…だし。


< 384 / 494 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop