奇跡の歌姫【上】
「輝、ごめんなさい!」
輝の腕の色がヤバイ…。
血が止まってたんだ…。
「輝、起きて!大丈夫?」
急いでまだ寝てる輝を叩き起こした。
「あれ、俺寝てた…?愛歌どうした?そんな顔して…。」
「輝ごめんなさい…。腕、感覚ある?」
その言葉で、輝は自分の腕がおかしなことになっている事に気が付いたようだ。
「ピクリとも動かないんだけど、どうなってんの!?」
「ごめんなさい!…私が頭乗せてたから、血が止まっちゃったみたいなの。」