奇跡の歌姫【上】




輝にはその後ちゃんと許してもらえた。


腕のしびれが取れるときにだいぶ悶えていたけど…。



「輝、今からご飯食べられる?右手使える?」



そう、私が頭を乗せていたのはよりにもよって輝の右腕。


もちろん、輝は右利きだ。



「もう大丈夫だって!心配すんな!」



自分がやっちゃったことなんだから心配だってするよ…。



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