奇跡の歌姫【上】
昼食も班ごとに同じテーブルになっていた。
隣のテーブルは咲ちゃん達の班だった。
そういえば、今日はホテルから一言も話してないな…。
「愛歌ちゃん、何かボーッとしてるけど大丈夫?」
「え…。ごめんなさい、何かお腹空きすぎてボーッとしちゃってて…。」
その返事が面白かったのか、3人とも笑った。
「愛歌ちゃんって、良い意味で予想外のキャラだ!」
「どういうこと…?」
その返事は、笑いすぎて話にならなった。