Strawberry Candy
そして、みんなにお礼を言って家に帰った。
「朔斗、お疲れ様。」
「おう、有難うな。」
笑みが溢れる。
「素敵なサプライズ有難うね。」
「これからも宜しくな?」
「うんっ!!宜しくね!!」
これからもずっと、一緒にいようね?
「ね、俺もプレゼントもらっていい?」
あ!!そういえば鞄のなかに…
取りに行こうとしたら…
「きゃっ…!!」
何故か朔斗の腕の中。
「物より葵が欲しい。だめ…?」
顔が真っ赤になっていく。
そんな瞳で見ないでよ…
「大好きだよ…」
そう言ってキスをしようとした時…
「「葵ちゃーん!!」」
そう、こんなタイミングで入って来たのは…
「てめぇ、まさか手を出してないだろうなぁ?」
そう、私の幼なじみで…
「あり得ねー!!」
朔斗の声が部屋いっぱいに響いた。
―君と僕のラブソング―
(来年もずっと、キミのために唄うよ。)
.