Strawberry Candy
―葵side
あれから3日が経つ。
あの日どうやって帰ったかさえわからない。
それでも帰れた自分がすごいと思う。
涙は…
枯れることなんてなくて、ただ溢れるんだ…
「朔斗ぉ…」
何度電話しても、メールをしても繋がらない。
どんなに仕事が大変でも、1日に一回は必ず連絡をくれた。
「…ぅ…っ…」
私の気持ち、朔斗に伝わってなかったのかなぁ…
「…ひど…っい顔…っ」
鏡の自分とさえなかなか目が会わせれない…