Strawberry Candy




「だ、誰!?」




そう言って恐る恐る振り返ると、




「疾風くん…」




そう、疾風だった。




「いきなりおどかさないでよぉ。」




そう言うと、




「いきなり抜けるなよ。」




と、私の手を引き歩き出した。




「ちょっと待って…!私、帰りたいんだけど!」




必死に抵抗したが、




「用事なんてないんだろ?」




と、言われてしまった。




用事はないけど…




けど…




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