Strawberry Candy




―朔斗side




あれから…




尚にだけ全てを話した。




「バッカじゃない?何葵ちゃん傷付けてんの?」




睨むように…




けど、どこか呆れたように尚が言った。




「どうしたらいいかわかんねぇんだよ…」




葵が誰かにとられるのは嫌だ。




俺のことを思ってないのも嫌だ。




けど…




どうしたらいいかわかんねぇ…




どうしようもなかったんだよ…




「会いてぇ…」





本当は会いたくて仕方がない。




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