Strawberry Candy




「寂しい思いをさせた分以上に幸せにします!真白がいるから頑張れるんです。お願いします!一生真白のそばにいさせてください!」




そう勢い良く頭を下げる由樹くんに、涙が溢れた。




「……由樹」




静かになった辺りに、お兄ちゃんの声が静かに響いた。




「いつからお前が聞いてたかは知らないが、前に言った通りだ。」




前に言った通り……?




「真白のこと、頼んだぞ」




そのお兄ちゃんの言葉に、ぐっと来て、胸が熱くなった。




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