Strawberry Candy
「真白、帰るぞ。ほら、由樹も」
それから私たちは3人仲良く手を繋いで家に帰った。
そして家に着いてから、帰りに買ったケーキを食べた。
「そういえば由樹はなんであそこにいたんだ?」
お皿を洗っている時、お兄ちゃんが由樹くんにそう聞いた。
確かに……
なんであそこにいたんだろう。
「あー……えっと……それは…………」
言葉を濁す由樹くん。
「何だよ、言えよ」
気になる私はお皿を洗う手を止めて、由樹くんの方を見た。