Strawberry Candy




「あの……その……優斗さんに相談しようと思って……」




語尾がだんだん小さくなっていったけど、ちゃんと聞き取れたその声。




優斗に相談?




「優斗さんならどうするのかな、とか。優斗さんなら知ってるかなって」




それを聞いたお兄ちゃんは、フッと笑った。




「本当にあいつはすげーよ」




由樹くんまで惹き付けちゃうなんて……




けど、それがなんだか嬉しかった。




「真白のこと、本当に大切にしろよ。嫁にはやらんがな」




そう言ったお兄ちゃんに、




「「え……!?」」




と、由樹くんと声が重なった。




それから自他ともに認めるお兄ちゃんの話が長々と続いたのは言うまでもない。




私たちが永遠を神様の前で誓うのは、数年後のお話--…







-真っ白な雪の想い-
(いつまでもキミを純粋に想う気持ちを忘れない)






End.







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