Strawberry Candy




「お姉ちゃん!お兄ちゃん!」




晴樹くんと紗由が手を繋いできた。




「お兄ちゃん!紗由ちゃんと遊んでいい?」




「いいよ。」




俺は笑顔で言った。




けど…




「晴樹!お姉ちゃん今日は…」




どうやら心愛ちゃんは今日は都合が悪いらしい。




「心愛ちゃん、俺が送ってくからいいよ。」




「けど…!」




「な?」




心愛ちゃんは黙って頷き、




「じゃぁ、お願いします。」




と言って帰った。




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