Strawberry Candy




翌日、朝二人を幼稚園に連れていった。




そして帰り道、




「響くん!」




心愛ちゃんがいた。




「昨日は有難うね。」




「いーえ。どういたしまして。心愛ちゃんは大丈夫?」




「うん、大丈夫だよ!有難う!」




そう笑顔で言う心愛ちゃんにほっとしたのも束の間、




「ここ、どうしたの?」




手首が赤くなっていた。




まるで何かに縛られていたように。




「え…!ど、どうしたんだろ。」




一瞬慌て、苦笑して言う心愛ちゃんに、昨日感じた嫌な予感がふと確信に変わった。





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