Strawberry Candy




俺は、心愛ちゃんの腕を引いて、家まで走った。




「え、響くん…!?」




なんで…




なんで昨日、家まで行かなかったんだよ!!





―ガチャッ




家に着いて、心愛ちゃんを部屋に連れて行こうとした時、




「心愛ちゃん…!?」




心愛ちゃんが倒れた。




熱い…




熱がある…!!




俺は部屋まで抱き抱え、ベットに心愛ちゃんを寝かした。




苦しそうに息をしているその姿を見るのが辛かった。




「…っ、ごめん…」




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