Strawberry Candy
「………!!」
心愛ちゃんは服が変わっていたことにも驚いていた。
「ごめん、しんどそうだったから。それにあんま見ないようにしたから。それと、晴樹から聞いた。」
そう言うと、心愛ちゃんは焦ったように言った。
「けど、ちゃんと昨日は逃げたから…!だから…っ、これ以上はされてないよ…」
大きな瞳には涙がたまっていた。
「体調も大丈夫。有難う。昨日雨の中逃げたからだと思う…だから…っ」
溢れた涙に、俺の中で何かが弾けた。
「好きだ。」
俺は心愛ちゃんを抱き締めた。
「心愛ちゃんが、好きだ…だから、守らせてよ…」