カッコイイオトコ
13.これが修羅場というヤツですか
駅前の大通りに面した、小奇麗なオープンカフェにタカさんを呼び出したハルカは、ニコニコしながらタカさんと向かい合って座っていた。
私とナオちゃんは、タカさんからは見えない位置に座り、チラチラと様子を伺う。
「つか、何でウチらはコソコソしてんの?」
目立つ金髪を白のキャップで隠し、小声でナオちゃんが言う。
「ハルカが言うには、大人数だとタカさんが警戒して何も教えてくれなくなっちゃうかもしれないから……だって」
だけど……
ハルカの幸せそうな顔を見ていると……
「ホントかな」
ナオちゃんと2人、怪しんでしまう。
ただ単にタカさんと2人でお茶をしたかっただけ……かもしれないな、あの顔は。
まあ、いいんだけどね。
他人からハルヒコくんの気持ちを聞くなんて、それはズルイと思うから。
やっぱり、ハルカみたいに積極的にいって、きちんと告白するべきなんだよね。
その勇気が、私にあるのかどうか、ってところが微妙なところだけど……。
私とナオちゃんは、タカさんからは見えない位置に座り、チラチラと様子を伺う。
「つか、何でウチらはコソコソしてんの?」
目立つ金髪を白のキャップで隠し、小声でナオちゃんが言う。
「ハルカが言うには、大人数だとタカさんが警戒して何も教えてくれなくなっちゃうかもしれないから……だって」
だけど……
ハルカの幸せそうな顔を見ていると……
「ホントかな」
ナオちゃんと2人、怪しんでしまう。
ただ単にタカさんと2人でお茶をしたかっただけ……かもしれないな、あの顔は。
まあ、いいんだけどね。
他人からハルヒコくんの気持ちを聞くなんて、それはズルイと思うから。
やっぱり、ハルカみたいに積極的にいって、きちんと告白するべきなんだよね。
その勇気が、私にあるのかどうか、ってところが微妙なところだけど……。