カッコイイオトコ
くすん、くすん、と泣くハルカは、まるでちょっと前の私みたい……。
そうだよね。
恋をすると、ちょっとのことで不安になっちゃったりするんだよね。こんなに綺麗で自信に溢れていそうなハルカでさえ、弱気になっちゃうときもある。
「大丈夫! 弱気にならないで! ハルカは素敵な女の子だもん!」
バシバシと背中を叩いて、ハルカを励ます。
ハルカが私を応援してくれたように、私もハルカの力になりたいよ。
「ちょっとハルヒコくんに探りを入れてみるから!」
「無駄よ……天童ハルヒコは他人に興味がないし、鈍感だからタカヒロさんの気持ちなんて気づいてないわ……」
うう、ハルヒコくん、酷い言われようですよ……。
でも他人に興味がないのは当たってるかも……。
「じゃあ、ユウに聞いてみるか?」
後ろからナオちゃんが顔を出した。
「ナオちゃん! とうとうメルアド聞き出したの?」
「まーね。もう、玉砕覚悟で聞いてきたさ! ハルカに負けてらんねぇもんな!」
しっかり乙女の顔でナオちゃんは笑う。
あの時、私のために怒ってくれたナオちゃんは、昔の仲間たちと一緒にあのお兄さんたちを探していた。
本当にボッコボコにするつもりだったみたい。
でも、ハルカとタカさんに止められて、なんとか怒りを収めたみたい。
ナオちゃんが私のために、暴力を振るわなくて良かった。
気持ちは、凄く嬉しかったけどね。
そうだよね。
恋をすると、ちょっとのことで不安になっちゃったりするんだよね。こんなに綺麗で自信に溢れていそうなハルカでさえ、弱気になっちゃうときもある。
「大丈夫! 弱気にならないで! ハルカは素敵な女の子だもん!」
バシバシと背中を叩いて、ハルカを励ます。
ハルカが私を応援してくれたように、私もハルカの力になりたいよ。
「ちょっとハルヒコくんに探りを入れてみるから!」
「無駄よ……天童ハルヒコは他人に興味がないし、鈍感だからタカヒロさんの気持ちなんて気づいてないわ……」
うう、ハルヒコくん、酷い言われようですよ……。
でも他人に興味がないのは当たってるかも……。
「じゃあ、ユウに聞いてみるか?」
後ろからナオちゃんが顔を出した。
「ナオちゃん! とうとうメルアド聞き出したの?」
「まーね。もう、玉砕覚悟で聞いてきたさ! ハルカに負けてらんねぇもんな!」
しっかり乙女の顔でナオちゃんは笑う。
あの時、私のために怒ってくれたナオちゃんは、昔の仲間たちと一緒にあのお兄さんたちを探していた。
本当にボッコボコにするつもりだったみたい。
でも、ハルカとタカさんに止められて、なんとか怒りを収めたみたい。
ナオちゃんが私のために、暴力を振るわなくて良かった。
気持ちは、凄く嬉しかったけどね。