カッコイイオトコ
「こんにちはー! えっ、何歳なんですか?」
彼はナツキくんの頭をそっと撫でてやる。するとナツキくんは彼を見上げて、こくん、と頷いた。
「4しゃいでーす!」
右手に4を作って、元気良く答えてくれた。
「4歳かあ。かわいいねぇ~」
思わず笑みが零れる。
ナツキくんに笑顔を向けていると、彼がペコリと頭を下げた。
「すみません、時間、言い忘れていましたね。俺も早く出てきたつもりだったのですが、お待たせしてしまったみたいで」
笑顔全開のナツキくんとは違い、丁寧な言葉使いにも関わらず、まったく表情筋の動かない彼。
もともと、感情が出にくいタイプなのかな…?
「あ、いえ、いいんです。朝の散歩も気持ちよかったですから」
「そうですか……ああ、名前も名乗り忘れていましたね。うっかりしてしまって」
「いえ、私もうっかりしていました。すみません」
ペコペコと頭を下げあう事数十回。
やっと顔を上げて視線を合わせた私達は、自己紹介をすることにした。
「えっと、私は真田マユと言います」
「天童ハルヒコです」
ハルヒコくん……。
うふふ、ハルカみたい。
ハルに縁があるのかな、私。
彼はナツキくんの頭をそっと撫でてやる。するとナツキくんは彼を見上げて、こくん、と頷いた。
「4しゃいでーす!」
右手に4を作って、元気良く答えてくれた。
「4歳かあ。かわいいねぇ~」
思わず笑みが零れる。
ナツキくんに笑顔を向けていると、彼がペコリと頭を下げた。
「すみません、時間、言い忘れていましたね。俺も早く出てきたつもりだったのですが、お待たせしてしまったみたいで」
笑顔全開のナツキくんとは違い、丁寧な言葉使いにも関わらず、まったく表情筋の動かない彼。
もともと、感情が出にくいタイプなのかな…?
「あ、いえ、いいんです。朝の散歩も気持ちよかったですから」
「そうですか……ああ、名前も名乗り忘れていましたね。うっかりしてしまって」
「いえ、私もうっかりしていました。すみません」
ペコペコと頭を下げあう事数十回。
やっと顔を上げて視線を合わせた私達は、自己紹介をすることにした。
「えっと、私は真田マユと言います」
「天童ハルヒコです」
ハルヒコくん……。
うふふ、ハルカみたい。
ハルに縁があるのかな、私。