カッコイイオトコ
「どうしたのマユ!」
ママがフライ返しを上段に構えながらビクビクしている。
「ご飯、ご飯食べる! ああっ、着替えなくちゃ! てか、こんな頭を見せちゃったの私! イヤアアアア!!」
叫びながら、洗面所に直行。
途中で右足の痛みに気付いて、よろけて思い切り壁に激突した。
でもそんなの構っていられないの!
だって、もうハルヒコくんが迎えに来てるんだもの~!!
そういえば、まだメルアド聞いてなかったんだ!
だから早めに来てくれたんだ。
なんてきっちりとした人なの、ハルヒコくん!
鏡に映ったボサボサ頭と寝起きの顔にガッカリしながらも、超特急で支度した。
ご飯をよそいながら、
「まあ~、マユの彼氏だったの? イヤだわ、ちゃんと紹介してくれなきゃ~」
なんて言うママに、玉子焼きを喉に詰まらせて咽た。
「ち、違うのっ、ただ、足の怪我の原因になった人の知り合いでっ……」
「ほらほら、いいから早く食べなさい」
「あう~」
ママがフライ返しを上段に構えながらビクビクしている。
「ご飯、ご飯食べる! ああっ、着替えなくちゃ! てか、こんな頭を見せちゃったの私! イヤアアアア!!」
叫びながら、洗面所に直行。
途中で右足の痛みに気付いて、よろけて思い切り壁に激突した。
でもそんなの構っていられないの!
だって、もうハルヒコくんが迎えに来てるんだもの~!!
そういえば、まだメルアド聞いてなかったんだ!
だから早めに来てくれたんだ。
なんてきっちりとした人なの、ハルヒコくん!
鏡に映ったボサボサ頭と寝起きの顔にガッカリしながらも、超特急で支度した。
ご飯をよそいながら、
「まあ~、マユの彼氏だったの? イヤだわ、ちゃんと紹介してくれなきゃ~」
なんて言うママに、玉子焼きを喉に詰まらせて咽た。
「ち、違うのっ、ただ、足の怪我の原因になった人の知り合いでっ……」
「ほらほら、いいから早く食べなさい」
「あう~」