カッコイイオトコ
胸をドンドン叩いてお味噌汁を口の中に流し込み、急いで歯磨きをしてから玄関を飛び出した。
「すみません、遅くなりました!」
朝日に黒光りする怖そうな車の前で、90度に頭を下げる。
すると運転席のドアが開いて、ハルヒコくんが降りてきた。
「イエ、こちらこそすみません。時間を訊くのを忘れてしまったので、朝早くに来てしまいました」
「いいえ、こちらこそ、言い忘れていてすみません! 朝早くからありがとうございます!」
ペコペコと頭を下げあうこと5分くらい。
「あの、携帯のメルアド聞いてもいいですか? 送り迎えは何時くらいがいいのか知りたいので……」
ハルヒコくんからの提案に、私は思い切り首を縦に振った。
「はい、もちろんです!」
元気良く返事をして、ピンクの携帯電話を取り出す。
ハルヒコくんも黒い携帯電話を取り出して、赤外線通信でメルアドを交換。
きゃあああ!
メルアド交換しちゃったよ!
それもこれも、タカさんのおかげです!
タカさん、ありがとう~!
私は、今どこにいるのか分からない色黒でぽっちゃりした素敵なタカさんの笑顔を思い浮かべ、心の中でお礼を叫んだ。
「すみません、遅くなりました!」
朝日に黒光りする怖そうな車の前で、90度に頭を下げる。
すると運転席のドアが開いて、ハルヒコくんが降りてきた。
「イエ、こちらこそすみません。時間を訊くのを忘れてしまったので、朝早くに来てしまいました」
「いいえ、こちらこそ、言い忘れていてすみません! 朝早くからありがとうございます!」
ペコペコと頭を下げあうこと5分くらい。
「あの、携帯のメルアド聞いてもいいですか? 送り迎えは何時くらいがいいのか知りたいので……」
ハルヒコくんからの提案に、私は思い切り首を縦に振った。
「はい、もちろんです!」
元気良く返事をして、ピンクの携帯電話を取り出す。
ハルヒコくんも黒い携帯電話を取り出して、赤外線通信でメルアドを交換。
きゃあああ!
メルアド交換しちゃったよ!
それもこれも、タカさんのおかげです!
タカさん、ありがとう~!
私は、今どこにいるのか分からない色黒でぽっちゃりした素敵なタカさんの笑顔を思い浮かべ、心の中でお礼を叫んだ。