ひと握りのブルーベリー
「凄い!まるで映画のワンシーンみたいだねぇ、」
「ほんと、今思うと恥ずかしいな、」(笑)
なんかわからないけど私は感動したのか泣いていた。
あはは(笑)
「なに、泣いているんだよ、チャメ、」
「うん、なんか知らないけど涙が出てくるの、」
「そっか、ママは不思議な人だなぁ、と思うんだなこれが、」
「きっとママは、恋の魔法使いじゃないかな?」
あはは(笑)
「面白いこと言うね、チャメは、恋の魔法使いか、」
「ところで、うなぎは食べられたの、パパ?」
「いゃ、結局、うなぎは捕まえられなかった。」
結局、地元の漁師にうなぎ屋さんを紹介してもらい、うな重を二人で食べたとパパは話してくれる。
私は、今の話しで疑問が解決した。ママは、結婚式じゃなくて、この日を結婚記念日にしていたんだ。
ふぅーん、なるほど、
人の数だけ恋があり、恋の数だけ幸せがある。
**