ひと握りのブルーベリー

私は、それを聞いてパパを惚れ直した。
そういうのは、小さい時から「パパのお嫁さんになるんだ」と言ってたのである。

そして次の日に、義樹に話して聞かせる。


「ふぅーん、チャメのお父さんは、ロマンチストなんだね、」


「そうかな?」


「チャメが言う、恋の魔法はあると思うよ、」


「じゃあ、ママに魔法の使い方を伝授してもらうかな?」


あはは(笑)


義樹は、笑っているだけであった。


「ところで、合宿はあるんだょね、ヨシくん、」


「あぁー、夏休み入ったらすぐに合宿だなぁ、チャメはいつ?」


「私も夏休み入ったらすぐにテニス部の合宿があるね、いつもの那須高原だなぁ、」


「オレのサッカー部は、今回だけは茨城のクラブチーム○○と合同で合宿に入るようになった。」


「へぇー凄いね、ヨシくんは副キャプテンだから、たいへんでしょう、」


「あぁーそうだな、今度オレらの試合に来てくれや、チャメ、」


「あっそうだねぇ、ちゃんとサッカー部の試合見たことなかったね、ヨシくんの活躍ぶりをみて見たいや、」


「今年は、けっこういいぐわいにまとまってるから、そこそこの成績を上げられると思うんだ、」(笑)




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