ひと握りのブルーベリー

放課後、私と美穂でスーパーヨカドの隣にあるモ○バーガーに行った。

店の前で待っていたら、あとから義樹がやってくる。

「お待たせ~、」


「大丈夫なん、ヨシくん、」


「今日のテスト結果を母さんに話したら、これくれた、」(笑)


義樹は、五千札をひらひらとさせて言った。


「オレが全部払うから、好きなもの頼めや、」


「おぉー、サンキュー若林くん、」


「ヨシくん、サンキュー、」


私と美穂は、照り焼きバーガーセットを注文して席に着く。
義樹は料金を払って私たちのところに来て座る。


「ごちそうさま、ヨシくん、」


「同じくごちそうさま、若林くん、」


「いゃいゃ、ご褒美だから、母さんも奮発したもんだ、チャメのことも話したおかげかな?」(笑)


しばらくすると、注文した照り焼きバーガーセットを店員さんが持ってくる。

「なんだぁ、ヨシくんも同じだねぇ、」(笑)


「まぁそういうことで、コーラで乾杯、」

「カンパイ~」「カンパイ、」(笑)



**
< 21 / 61 >

この作品をシェア

pagetop