ひと握りのブルーベリー

監視小屋で救助された私たちは、濡れた服を脱いで毛布にくるまり電気ヒーターの前に座っていた。

泰貴は、水を少し飲んだだけで大丈夫である。

隼人は、大したことなくてほっとしていた。


そして、パパとママが駆け付けて来る。
パパは、いきなり隼人をグウで殴った。
バキッ!


「なにすんの、パパ、」

私は、パパの腕を掴み隼人を庇う。


「さぁ、帰るぞ、沙也夏、」

私と泰貴は、パパに連れられて車に乗り込む、ママは救助してくれた方々にお礼を言って車に乗る。

すぐに車は自分たちのテントに戻って行った。




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