ひと握りのブルーベリー

ちょうど、美穂が休憩していた。


「美穂、お疲れ、はい、」

持ってたスポーツドリンクを美穂に渡す。


「えっ!なんで沙也夏が、まぁいただきますわ、」(笑)


「ねぇ美穂、サッカー部のマネージャーは一人だょね、」


「あぁーそうだけど、それがなに?」


「あれを見て、」


陸上部の練習場からフェンス越しにサッカー部のグランドを見ていた。
美穂は私と違って目が良いので頼んだ。


「あのセーラー服は私たちの学校ね、うぅーん遠くからでよくわからないけど、B組の中谷三枝子さんじゃないかな?」


「えっ!あの秀才の?」


「じゃさぁ、月曜日にB組に行って探りを入れてみるょ、」


「うん、よろしくね、美穂、」


「しかし、遠目から見ても仲良さそうだね、沙也夏、」


「うん、そう見えるでしょう、」(汗)





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