ひと握りのブルーベリー
それから、昼休みに美穂と一緒に弁当を食べていた。
どういう訳か義樹は自分の席に戻って来ない。
「沙也夏、休み時間にB組で探りを入れたんだけど、それがね言いづらいんだけど、」
「なになに、言ってよ、美穂、」
美穂の話しでは…
サッカー部の練習場で中谷三枝子が義樹に告ったらしい、「今は、彼女いないからいいよ」と義樹が言って付き合い出したとのことであった。
「ウソでしょう、美穂、」
「いゃほんとのこと、本人にも確認とってみたんだから、沙也夏、」
「ウソでしょう、ヨシくん、」
と私は呟く。
後で聞いた話しだが、屋上で中谷三枝子が作った弁当を二人で食べていたらしい。
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どういう訳か義樹は自分の席に戻って来ない。
「沙也夏、休み時間にB組で探りを入れたんだけど、それがね言いづらいんだけど、」
「なになに、言ってよ、美穂、」
美穂の話しでは…
サッカー部の練習場で中谷三枝子が義樹に告ったらしい、「今は、彼女いないからいいよ」と義樹が言って付き合い出したとのことであった。
「ウソでしょう、美穂、」
「いゃほんとのこと、本人にも確認とってみたんだから、沙也夏、」
「ウソでしょう、ヨシくん、」
と私は呟く。
後で聞いた話しだが、屋上で中谷三枝子が作った弁当を二人で食べていたらしい。
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