ひと握りのブルーベリー
今日は学校が休みで遅い昼食をとって自分の部屋でゴロゴロしていた。
玄関のチャイムが鳴ったので一階に降りていき玄関を開けると義樹が立っていた。
「あぁー、ヨシくん、」
「チャメ、お母さんは?」
「今、川西の蒲焼きを買いに行ってる、」
「そっか、じゃ二階に行こうか、チャメ、」
「あぁーいいけど、何持ってるの、」
「何言ってるの、来週から中間だろう、その教科書、」
そうでした来週月曜日から中間テストが始まる。
私は、義樹を二階に行かせてキッチンで飲み物を用意して自分の部屋に向かう。
部屋の真ん中にテーブルを置いて、その上に教科書を広げる。
いつもテスト前は、義樹と一緒に予習していた。
義樹の得意な理科、数学、社会は教えてもらっている。
私の得意な国語、英語は義樹に教えていた。
それでいつもテスト前には、私の部屋で勉強していて、お互いの短所を補っていた。
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