脳内ファンタジー☆♪
ふう、今僕はアリの行列のように綺麗に並んでいる。

あ、アリというより車の渋滞?ドミノ?本棚の中身の本?

いや、そんな事はどうでもよいか。

そんなこんな話しているうちに体育館の椅子の上に立っている僕。

みんなは…

もちろん座っている。

はっ!!!

みんなは立たないらしい。

物凄い目で僕を見ている。

うーむんむんむん…

そっと降りる。

…と見せかけて椅子に凄い勢いで乗りY字バランス!!!

凄く綺麗に決まったがティーチャーに注意されてしまった。

今日は風が強いなぁ。

あ、校長の話が始まった。

ここからがうるさいんだ。

みんな。

こういうロングロングな話になるとみんなMyワールドに入ってしまう。

君らだってそうだろ?

だが、僕はそうはいかない。

なぜなら、忘れないでくれ。

僕にはみんなの考えている事がすっぽりスポスポ聞こえるのだ。

うるさくてたまらない。

あ、あれ…?なん…か…変な…う…た?

こ、これは…!?

校長から聞こえる!!

なぜだ!

話しながら違うなにかを考えている!

はっ!!!

ヅラ!ヅラだ!たしかにヅラの事を考えている!

よ、よし。

もう少しよく聞いてみよう。

《ザワザワ……》

《…ラ…が…れ…う…》

《ヅラが取れそう…》

《ヅラが取れそう!誰か窓を閉めてくれ…!》

や、やばい…

緊急事態だ!!!

は、早く…

早く閉めなければ!

校長のヅラがーーー!

よし、落ち着け僕。

なにか、なにかいい考え…!

あ!…よし!

『キンキュウジタイ。ハッセイ。』

『キンキュウジタイ。ハッセイ。』

僕は必死で壊れたロボットの真似をした。

本当は壊れてなどいない。

というか、まずロボットではない。

『ウィーン ガシャコーン』

『ウィーン ガシャコーン』

と言いながら全速力で体育館中の窓を閉めた。

『ウィーン 平和になった』

『通常モードに戻ります』

と言ってまた全速力で席に戻り、

やはりY字バランスを決めて3秒キープしてから、

何事もなかったかのようにして正しい姿勢で座った。

みんな宇宙に生きる変ななにかでも見るような目で見てきたが、

僕はちゃんとヅラ先生の話を聞いた。

先生達がなにか言いたげな顔をしている。

よし、聞いてみよう。

うーむんむんむん…

《…どうしよう。注意しなきゃいけないけど…》

《…あんな子私たちには無理よ!…》

《…助けて、アンパン○○…》

先生達も案外変な事を考えているらしい。

入学式が終わり、教室へ移動する。

なんか、いろいろあれこれあって終わった。

さぁ、家に帰ろう。
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