生徒だけど寮母やります!⁑
共同リビングのおくにあるカーテンをくぐる
3人は、小さなキッチンを見渡した
「キッチンかよ」
「なるほど!ここでつくってたってわけか!」
「景ちゃん?この姿でここに来てなにするの?」
結斗君が足元の私を見ながら言う
ちょうどその時だった
「景ちゃんーーおまたせー、おや、寮の生徒さんじゃない」
キッチンの裏口がガチャリと開き
入って来たのはエプロン姿のおばさん
「こんにちは、今日からお世話になります」
食事を作ってくれるおばさんだろう、結斗は軽くお辞儀をして挨拶した
「はいねーー、で、景ちゃんは?」
「足元に」
「え?........おや景ちゃん、さっそく変化して。あっはっは」
「バウゥッ」
「ふふふ、どうしようか持ってきた夕飯、あんたしばらく元に戻んないもんね。この男の子たちに任せるかね」
おばさんは笑いながら3人に食事の準備をお願いした
そんな!
寮をうけもって一日目!
さっそく仕事をおざなりにできないよ!
「ぎゃんぎゃん!」