生徒だけど寮母やります!⁑
うわお……
自分からライに向き直って恥ずかしくなるとか……
景は慌てて下を向く
「なんだよ」
「いや、その」
細くてきれいな指で頬を撫でられ
景は少し目を細める
あれ……
とても安心したからか、私……
「ラ、ライ……も……だめ」
「……は?」
「もう無理……眠い……」
「…………」
この体制のまま寝るのも不本意だけど
なんか結構温かいし
抵抗するのもめんどくさい
ゴロロロロ……
雷は鳴っていたが、気にならなかった
ライのおかげ?
「……何もしないから、そのまま寝ろ」
「ん……ありがとう」
ライのその言葉に、ふにゃふにゃな返事をしてから
景は眠りについた