生徒だけど寮母やります!⁑

だから彼には私が始めから見えていた......

すると市河は景と目があっていることに気づいたのか、申し訳なさそうな顔でほんの少しだけ頭を下げた


ーごめんね、生徒会で君の事を悪く言ってしまってー


まるでこの状況が自分のせいであるかのように

ちがう......


これは市河のせいではないのに

頭を下げさせてしまった......


ふと横を見るとライが険しそうな顔をしている

結斗も納得がいかず、妖術科の役員を睨んでいた


雷属性の魔法使いである彼にはそろそろ私を消す魔法も限界なはず......


このままではだめだ

悪く言われている私がなんとかしなくては、景は思い切って声を出した



< 200 / 388 >

この作品をシェア

pagetop