生徒だけど寮母やります!⁑



じゃりじゃり......


あれから四人で電車に30分ほど揺られ
時刻は昼間の2時


丁度太陽が真上に昇る時間帯


真夏の日差しによって温められた石ころの上を四人は歩いていた


「ここをずっと行くと実家の神社の裏門に辿り着いて......表の方では祭がやってんだけど」


汗を手でぬぐい説明しながら歩く市河の言葉を耳だけで聞きながら、結斗は前を歩く景を見ていた


いつもは制服姿か制服の上にエプロンを着けている彼女だが、今日は可愛らしい控えめなフリルのブラウスに長めのスカートを履いている



自分でも驚くことに本当に生徒会に入ることになって、男子寮Bにいる時間がかなり減ったからだろうか

今日の天突きを握りしめて無邪気に笑う彼女が、こんなにも眩しかったかと一瞬息を飲んだ



ほんと......なんていうか......


今まで女の子にはみんな、同じ気持ちで接してきたんだけど......


結斗はふと景から顔をそらし横を歩く爽馬を見る



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