生徒だけど寮母やります!⁑





「爽馬!」

地上に降りて爽馬の元に合流した景と結斗は、彼の鋭い目つきに息を飲んだ


「景、結斗.....危ないから下がってて」

「爽馬.....なにす.....」


次の瞬間、爽馬は炎を操ってない左手でで竜巻を起こす


右手からはユラユラとうねり燃える炎

左手からはシュルルと音を立てて巻き上がる竜巻


竜巻に.....竜巻で対抗する!?



見ると爽馬の額からは汗が垂れていた



「長時間炎を出し続けた挙句、次は竜巻まで使うなんて身体が持たないよ君」

「無理しようとしないで!」


二人の忠告も聞かず

「くっ.....!」

爽馬が出した竜巻は、狐が作り出した竜巻の壁と衝突し


シュルルルルルルッッッ!!


激しい摩擦音を鳴らした


「狐の左旋回の竜巻と、爽馬の右旋回の竜巻がぶつかって.....僅かに壁に歪みが生じてる.....」

景の呟きを聞き終わる前に、その歪みが生じている壁の中へと飛び込む結斗


「ええっ!?」


飛び込む寸前、霧へと変化したのか彼の姿は見えなくなっていた


爽馬はというと、右手から出す炎を竜巻の壁の歪みから中に入れようとしているようだった


しかし歪みが生じているとはいえ、そこまでは容易く行かず


先ほどと同じく炎は竜巻に吸い込まれて消えてしまう
< 306 / 388 >

この作品をシェア

pagetop