生徒だけど寮母やります!⁑
「無理に聞き出すことじゃ無いと思ってたけど、あいつらが絡んでることが分かったからな」
「......ライ近い」
「言え」
ライの顔がとても近くて、私は少し身じろいだ
こんなに近かったら息できない
近すぎて恥ずかしい
そして圧倒的威圧感
恐ろしい
つなげて恥ずか恐ろしい
「言え」
「............あの......じ、実は......」
私は観念して、ライに全てを打ち明けた
「...........このバカが」
「...........ごめんなさい.......」
「それで後をつけて解決する算段が全くないとかバカだろ」
ライがあまりにも冷静に怒るから、なんだか自分がとてもバカに思えてきた
でも私は、間違ったことをしたとは思わない
「いじめで見て見ぬ振りする方も、立派ないじめって言うじゃん!」
「痛かったな」
ライが唐突に呟いた
「......え............」