生徒だけど寮母やります!⁑
「すこし話したい生徒がいるんですが、呼んでもらえませんか」
サラリと言うライに、他の3人は目を点にした
「こいつ......なかなかやるな」
「うまくいくと良いね」
受付嬢は少々絶句してから、笑って頷く
「その方は何年何組のどなたでしょうか......?」
「......一年六組、笠上景」
「分かりました。では.....今お呼びだししますね」
「どうも」
ライがニヤリと笑って後ろを振り向く
咲夜が片手を上にあげ、ライとハイタッチをかわした
「意外とうまくいったな」
「ナイス」
しかししばらくして、受話器を耳に当てながら受付嬢は首を振った
「......切られてしまいました......」
「............まじかよ」
「......あのバカ」
そう、景は呼び出しを断ったのだ
「俺らとは会いたくないってことかな」
結斗は項垂れた