生徒だけど寮母やります!⁑
「皆、相手は校長先生なんだよ?無理はしないでね」
景は心配そうに言った
「おう。でも生徒の意見ならちょっとはきいてくれるかもしれないだろ?」
「そう、だね」
私は咲夜の言葉に頷いた
「じゃあ景、また明日」
明日もクラスで会えるライがそう言って手を挙げた
「ずるいよねコイツ。じゃあね景ちゃん、おやすみ」
「ひゃ」
いきなり結斗におでこにキスをされ、私はギュッと目をつぶる
「さすがだよ結斗.....」
「クソフェミニスト持ち帰り野郎」
「悔しかったら自分もしたらいいんじゃない?」
したらいいんじゃない?、じゃない!!
「じゃあ、おやすみ、景」
私が赤くなってることを分かってるのか分かってないのか
四人は階段に向かって歩いて行った
「皆!」
私は歩いていく四人の背中に声をかける
四人はこちらを振り向いた
「ほんとうに、ありがとね」
景の花が咲いたような笑顔に
四人は一瞬息をのみながらも、笑顔で頷いて帰って行った